九重の春 - Spring of the Imperial Court -

宮中では、もう桜も散ってしまった頃に
奈良から桜が謙譲された時
一条天皇の中宮彰子の女房である
伊勢大輔が詠んだ和歌に
”いにしへの奈良の都の八重桜けふここのへににほひぬるかな”
と言う歌があります
この絵はその歌をイメージとして描いたものです

和歌の意味は
「古い都があった奈良の八重桜は、
献上された今日、ここ平安京の九重の宮中で色美しく咲き匂う」

初個展でメインとして飾った絵です
本来の大きさはA2
でも、もっと大きくしても良かったなと、今では思います
かなり時間もかかった絵ですし、初個展のメインでもあった絵なので
自分の中でも、きっと思い出深い絵になることでしょう


2007・6・5