手中の珠・弘徽殿女御
-Jewelry in its hands ・Court lady Kokiden-


源氏物語の中でも、あまり人気の無い方ですね
気は強いし、薄幸の美女”桐壺の更衣”に意地悪したためでしょうが・・・
しかし、時代背景を考えれば弘徽殿女御も気の毒な人です
右大臣家の持ち駒でしかありません
・・・が、彼女は強かった
桐壺帝の中宮にはなれずとも、我が子、一の宮を春宮とし
次期帝の母后として、君臨します

菊の花は天皇家の象徴
他の女御・更衣に皇子は数あれど
彼女の手の中にある菊の花は、黄丹とも黄櫨染ともとれる”黄菊”です


注:黄丹(ohni)は皇太子の衣装の色目
黄櫨染(kohrozen)は帝の衣装の色目です