藤原長子-Choshi Fujiwara-

讃岐典侍日記から
歌人・讃岐入道(藤原顕綱)の娘「長子」の衣装の色目です
彼女は普通「讃岐典侍-sanuki no suke-」と呼ばれています

この衣装は長子がつかえていた帝(堀川天皇)と
朝の雪景色を楽しんでいた時に着ていたものです

一番上の唐衣は「葡萄染-ebizome-」
二番目の表着は「白-shiro-」
今回五つ衣ではなく、六つ衣は上から
「黄色-kiiro-」
「淡朽葉(より淡く)-usukuchiba(light)-」
「淡朽葉-usukuchiba-」
「淡紅-usukurenai-」
「濃紅-kokikurenai-」
「蘇芳-suoh-」
最後の単は「紅-kurenai-」
六つ衣の黄色は後2枚ほど重ねるらしいですが、省略しました
女官飾鈔によると、「紅葉重ね八」と言うのがありますが
一番上の袿も黄色で、讃岐典侍と少し違いますので
女官飾鈔を参考に、このような感じにしました

原文には
〜黄なるより紅までにほひたりし紅葉どもに
葡萄染の唐衣とかや着たりし〜
となっています

かのじょの日記は、せつないです
堀川天皇亡き後に
帝とのさまざまな思い出を書きとめています