空蝉の君-Madam Utsusemi-

光源氏にたった一度だけ愛され
その後はみずから拒み通した心強い女性
年老いた受領の北の方になったとは言え
元は父親からも「後宮に出仕するように」
と望まれていた人なので
ほどほどには美しかったのでしょう
この衣装は継娘と碁を打っているときの衣装です
光源氏がその姿を垣間見て
「さして美しくはないが、たしなみのある人」と思ったそうです

頃は夏
上に着た衣装の色目は私の創作「若苗色-wakanaeiro-」
その下の綾の単は「濃い紫-koimurasaki-」の単襲

この時光源氏は
「上は何であろうかよく分からない物を着て・・・」
などと言っています
遠くからの垣間見では、あまりよく見えなかったのでしょうね